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予防歯科

歯石取りに何度もかかる?自分で取るやり方とそのリスクについても解説

「歯石取りは1回で終わって欲しい」「セルフで歯石って取れるの?」「自分でやると何かリスクがあるの?」と考えたことはありませんか?

実は、歯科医院にとって、患者さんからのお声で多いのが、この、歯石取りが何回もかかった!です。

この記事では、歯石の発生メカニズムや種類を解説した上で、歯石除去が1回で終わるかどうか、自宅での歯石除去の方法とリスク、そして歯医者さんでの専門的な歯石除去について根拠とともに詳しく説明します。

さらに、歯石除去後の適切なケア方法も紹介することで、お口の中をきれいに保ち、虫歯や歯周病予防に繋げるための具体的な方法を学ぶことができます。

ライトな印象に聞こえる「歯石取り」ですが、意外と高い手技や環境(明るさや拡大された視野など)が必要な上に、周辺の組織の炎症のコントロールも行う専門的な処置になります。

日本人はトイレは清潔に保つのに歯は⚪︎△×…

なことも多いのが現実です。保険診療で受けられる処置ですのでぜひ定期的に受診をお勧めします。

このコラムを読むと、歯石取りに関する疑問を解消し、健康な歯を維持するための正しい知識を身につけることができます!

歯石とは何か

歯石とは、歯垢(プラーク)が唾液中のカルシウムやリン酸などと結合して石灰化したものです。白くてネバネバしています。

よく、食べかす=プラークと思う方もいますが、これは別物です。

歯垢は細菌の塊🦠であり、歯の表面に付着しているため、うがいをしても落ちません。

歯磨きで除去できないと硬くなって歯石となります。プラークは食後24時間以内に形成され、だいたい2日ほど経過すると歯石になります。

時間の経過とともに硬くなります。

一度歯石になってしまうと、歯ブラシでは除去できず、歯科医院での専門的なクリーニングが必要になります。

また歯石は、細菌の温床です。

歯石そのものは硬いですが、その表面には無数の細菌🦠🦠🦠が付着しています。

特に歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)に入り込んだ歯石は、歯周病菌(例えば、Porphyromonas gingivalis)が増殖する原因になります。

この細菌は炎症🩸を引き起こし、歯茎の腫れや出血、さらには骨の吸収をもたらします。放置すると、最終的に歯を失うリスクも高まります

歯石の発生メカニズム

歯石の発生は、以下の段階を経て進行します。

  1. 飲食後、歯の表面に食べかすや細菌が付着し、歯垢(プラーク)を形成します。
  2. 歯垢(プラーク)が形成されてから1~2日で、唾液中のカルシウムやリン酸などと結合し始め、徐々に硬化していきます。
  3. 約2週間かけて完全に石灰化し、歯石となります。

歯石は、歯と歯茎の境目である歯肉縁や、歯と歯の間など、歯ブラシが届きにくい場所に付着しやすい傾向があります。また、唾液の分泌量が多い人や、歯並びが悪い人なども歯石がつきやすいと言われています。

歯石の種類

歯石には、主に以下の2種類があります。

種類 特徴 付着部位
歯肉縁上歯石 歯肉縁よりも上の部分、歯の表面に見える歯石。唾液中の成分と結合して形成されるため、比較的除去しやすい。 黄白色~茶褐色 歯肉縁上、歯の表面
歯肉縁下歯石 歯肉縁よりも下の部分、歯周ポケット内にできる歯石。血液や歯肉溝滲出液中の成分と結合して形成されるため、硬くて除去しにくい。 黒褐色~暗緑色 歯周ポケット内

歯肉縁上歯石は、歯の表面に付着するため目視で確認しやすく、歯ブラシである程度除去できる場合もありますが、完全に除去するには歯科医院でのクリーニングが必要です。一方、歯肉縁下歯石は歯周ポケットの奥に付着するため目視では確認しづらく、歯周病の進行に大きく関与しています。歯肉縁下歯石は、歯科医院での専門的な器具を用いた除去が必要です。

全身への影響🫀🫁🧠

歯石の放置による細菌感染は、口腔内だけでなく全身の健康にも影響します。たとえば、歯周病菌は血流に入り込み、動脈硬化や糖尿病の悪化、さらには心臓病や脳卒中のリスクを高める可能性があります。また、近年の研究では、歯周病と認知症の関連性も指摘されています(Dominy et al., 2019)。

歯石除去は1回で終わる?

歯石除去が1回で完了するかどうかは、歯石の量や状態、そしてその方の生活環境によって大きく異なります。

歯石が少量で、歯茎の状態も良好な場合は、お子様などは1回の施術で除去できる可能性が高いです。

しかし、歯科医院に来るのが半年以上経っている場合や、歯石が大量に付着していたり、さらには歯周ポケットが深くなっていたりする場合は、複数回の施術が必要となるケースが一般的です。

歯石の量や状態による

歯石の量が少なければ1回で除去できる可能性が高いですが、長期間にわたって蓄積された頑固な歯石や、歯周ポケットの奥深くに入り込んだ歯石は、1回では完全に除去できないケースが多いです。

頑固な歯石を取るには時間も長くかかってしまいますし、健康な周辺組織を傷つけないよう慎重に行う必要もあるからです。

このような場合は、複数回に分けて歯石除去を行う必要があります。

また、歯周病が進行している場合は、歯茎が炎症を起こして腫れています。

歯石除去を一度に行うと出血や痛みを伴う可能性が高くあります。そのため、歯茎の状態を見ながら、数回に分けて歯石除去を行うのが適切です。

歯科医院での歯石除去の頻度

歯科医院での歯石除去の適切な頻度は、個々の口腔内の状態によって異なります

一般的には、3ヶ月から6ヶ月に1回の頻度で歯石除去を行うことが推奨されています。

これは、歯石が形成されるまでに要する平均的な期間に基づいています。

ただし、歯磨きが不十分であったり、唾液の性質によって歯石が付きやすい体質の方などは、より短い間隔で歯石除去が必要となる場合もあります。逆に、歯磨きが徹底されていて、歯石がほとんど付着しない方であれば、半年に1回以上の間隔で十分な場合もあります。

定期的な歯科検診を受けることで、歯科医師や歯科衛生士が個々の口腔内の状態を適切に評価し、最適な歯石除去の頻度をアドバイスしてくれます。自分自身で判断するのではなくの専門家の意見を参考にしましょう。

歯石の量 歯周病の有無 推奨される歯石除去頻度
少量 なし 6ヶ月に1回
中程度 なし 3ヶ月に1回
大量 あり 1ヶ月~2ヶ月に1回(歯科医師・歯科衛生士の指示に従う)

上記はあくまでも目安であり、最終的には歯科医師・歯科衛生士の診断に基づいて決定されます。

自己判断で歯石除去の頻度を決めずに、必ず相談しましょう。

自宅での歯石除去の方法

歯石は、一度固着してしまうと歯磨きだけでは完全に除去することができません。歯医者での専門的なクリーニングが最も効果的ですが、日々のケアとして自宅でできる歯石除去の方法もいくつかあります。ただし、ご自身での歯石除去はリスクを伴うため、注意が必要です。あくまで補助的なケアとして行い、定期的な歯科検診と併せて行うようにしましょう。

歯ブラシによる除去

歯ブラシによる除去は、歯石の沈着を防ぐ上で最も基本的で重要なケアです。歯石はまだ固まっていないプラークの状態であれば、歯ブラシで除去することができます。歯と歯茎の境目を意識し、45度の角度で小刻みに動かして丁寧に磨きましょう。力を入れすぎると歯茎を傷つける可能性があるので、注意が必要です。また、歯ブラシの毛先が開いてきたら新しいものと交換するようにしましょう。

歯間ブラシやデンタルフロスによる除去

歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間のプラークは、歯石になりやすい部分です。歯間ブラシやデンタルフロスを使用することで、これらの部分のプラークを効果的に除去することができます。歯間ブラシは、歯間の隙間が比較的広い場合に適しています。歯間ブラシには様々なサイズがあるので、自分の歯間に合ったサイズを選びましょう。デンタルフロスは、歯間が狭い場合に適しています。フロスを歯間に通して、歯の側面に沿わせて上下に動かすことでプラークを除去します。

歯石除去グッズを使った除去

ドラッグストアなどで市販されている歯石除去グッズを使う方法もあります。ただし、これらのグッズは使い方を誤ると歯や歯茎を傷つけるリスクがあるため、注意が必要です。使用前に必ず使用方法をよく読み、正しく使用するようにしましょう。また、使用頻度を守り、過度な使用は避けてください。

スケーラー

スケーラーは、歯石を物理的に削り取るための器具です。歯科医院でも使用されていますが、市販のスケーラーは、歯科医師が使用するものとは異なり、刃先が鋭利ではないため、歯石を完全に除去することは難しいです。また、使い方を誤ると歯茎を傷つけたり、エナメル質を削ってしまう可能性があります。そのため、使用は控えめにすることをおすすめします。自己責任で使用することを理解した上で、使用する際は十分に注意しましょう。

超音波電動歯ブラシ

超音波の振動で歯石を除去する電動歯ブラシです。通常の電動歯ブラシよりも強力な振動で歯垢や歯石を落とす効果が期待できます。ただし、歯石を完全に除去できるわけではありません。また、歯周ポケットが深い場合や歯茎が炎症を起こしている場合は使用を控える必要があります。

方法 メリット デメリット 注意点
歯ブラシ 手軽にできる、安価 歯石の除去効果は限定的 正しいブラッシング方法で行う
歯間ブラシ・デンタルフロス 歯間部のプラーク除去に効果的 歯茎を傷つける可能性がある 歯間に合ったサイズを選ぶ
スケーラー 歯石を削り取ることができる 歯茎やエナメル質を傷つけるリスクが高い 使用は控えめに、自己責任で
超音波電動歯ブラシ 歯垢や歯石の除去効果が高い 歯石を完全に除去できるわけではない、歯周病が悪化している場合は使用不可 適切な機種を選ぶ

これらの方法を組み合わせて行うことで、自宅での歯石除去の効果を高めることができます。

しかし、自宅でのケアだけでは歯石を完全に除去することは難しいです

歯石除去は歯科医院で行うのが最も安全で確実です。定期的な歯科検診を受けるようにしましょう。

自宅で歯石除去を行う際のリスク

歯石は、歯磨きでは除去できないほど硬くこびりついたプラークです。そのため、自宅で無理に除去しようとすると、様々なリスクが伴います。安易にセルフケアを試みる前に、潜在的な危険性をしっかりと理解しておきましょう。

歯茎を傷つけるリスク

歯石除去のために金属製のスケーラーなどを自己流で使用すると、歯茎を傷つけてしまうリスクが高まります。歯茎はデリケートな組織であるため、少しの刺激でも炎症を起こしやすく、出血や腫れ、痛みなどを引き起こす可能性があります。最悪の場合、歯周ポケットを深くし、歯周病を悪化させる原因にもなりかねません。

エナメル質を削ってしまうリスク

歯石除去グッズの中には、研磨剤が含まれているものや、硬い材質でできたものがあります。これらを誤った方法で使用すると、歯の表面のエナメル質を傷つけたり、削ってしまう可能性がありますエナメル質は一度削られると再生しないため、知覚過敏や虫歯のリスクを高めることに繋がります。特に、セルフケアで金属製のスケーラーを使用することは、エナメル質へのダメージが大きいため、絶対に避けましょう。

歯周病を悪化させるリスク

歯石は歯周病の原因となる細菌の温床です。自宅で歯石を除去しようとして歯茎を傷つけたり、歯石を完全に除去できないと、かえって歯周病を悪化させる可能性があります歯周病は、歯を支える骨を溶かす進行性の病気であり、放置すると歯を失うリスクも高まります。歯周病の予防・改善には、歯科医院での定期的な検診と専門家による歯石除去が不可欠です。

不完全な除去による再石灰化のリスク

歯石は硬くこびりついているため、自宅でのケアでは完全に除去することが非常に困難です。歯石の一部が残ったままの場合、残った歯石を核として再びプラークが付着し、再石灰化が起こり、さらに歯石が形成されてしまう悪循環に陥ります。結果的に、歯石の量が増え、歯周病のリスクを高めることになります。また、歯と歯の間や歯と歯茎の境目など、届きにくい部分の歯石は、セルフケアでは除去しきれません。

具体的なリスクと対応策

リスク 具体的な内容 対応策
歯茎の損傷 出血、炎症、腫れ、痛み、歯周ポケットの悪化 歯科医院での専門的な歯石除去
エナメル質の損傷 知覚過敏、虫歯リスクの増加、歯の表面の傷 研磨剤の含まれていない歯磨き粉の使用、歯科医院でのクリーニング
歯周病の悪化 歯茎の炎症の進行、歯を支える骨の破壊 定期的な歯科検診、専門家による歯石除去とクリーニング
不完全な除去による再石灰化 歯石の増加、歯周病リスクの増加 歯科医院での徹底的な歯石除去

上記のように、自宅での歯石除去は様々なリスクを伴います。

歯の健康を守るためには、歯科医院で定期的に検診を受け、専門家による歯石除去とクリーニングを受けることが最も重要です。セルフケアはあくまで補助的なものと捉え、歯石が気になる場合は自己判断せずに、必ず歯科医師に相談しましょう。

八幡歯科でのメインテナンス方法

歯科医院での歯石除去は、自宅で行うよりも安全かつ効果的に行うことができます。専門的な知識と技術、専用の器具を用いることで、歯や歯茎を傷つけることなく、歯石を徹底的に除去することが可能です。

歯医者さんでの歯石除去の方法

八幡歯科でのメインテナンス方法は、主に以下の方法があります。

方法 説明 メリット デメリット
スケーリング 手動の器具(スケーラー)を用いて、歯面に付着した歯石を取り除く方法です。 比較的安価で、広範囲の歯石除去が可能です。 歯石の付着状態によっては、除去に時間がかかる場合があります。
超音波スケーリング 超音波の振動で歯石を粉砕し、除去する方法です。 スケーリングよりも短時間で、効率的に歯石を除去できます。細かい部分の歯石にも対応可能です。 振動や音が苦手な方には不向きな場合があります。ペースメーカーを使用している方は施術を受けられない場合があります。
エアフロー(パウダーメインテナンス) 微細な研磨剤を噴射して、歯の表面に付着したバイオフィルムや着色などを除去する方法です。 超微細粒子のアミノ酸で構成されたパウダーで除去するため歯の表面を傷つけません。着色汚れも落とすことができ痛みも少なく、安心してご利用いただけます。 歯石除去の効果はスケーリングや超音波スケーリングに比べると劣ります。あくまでバイオフィルム除去や簡易ホワイトニング役割として使用されることが多いです。

PMTC(専門家による歯のクリーニング)

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、歯医者さんや歯科衛生士による専門的な歯のクリーニングです。歯石除去に加えて、歯垢や着色汚れの除去、歯の表面の研磨、フッ素塗布などを行い、虫歯や歯周病の予防に効果的です。

PMTCは、毎日の歯磨きでは落としきれない汚れを徹底的に除去し、歯の健康を維持するために非常に有効です。

PMTCの具体的な内容

  • 歯石除去:スケーリングや超音波スケーリングを用いて歯石を除去します。
  • 歯垢除去:専用の器具を用いて、歯ブラシでは届きにくい部分の歯垢も丁寧に除去します。
  • 着色除去:研磨剤やエアフローを用いて、タバコのヤニやコーヒー、紅茶などによる着色汚れを除去し、歯本来の白さを取り戻します。
  • 歯面研磨:歯の表面を滑らかに研磨することで、歯垢や着色汚れの再付着を防ぎます。
  • フッ素塗布:歯質を強化し、虫歯予防に効果的なフッ素を塗布します。高濃度のフッ素を塗布することで、より高い虫歯予防効果が期待できます。

PMTCは、3ヶ月~6ヶ月に1回の頻度で受けることが推奨されています。 定期的にPMTCを受けることで、虫歯や歯周病のリスクを低減し、健康な歯を維持することができます。

歯石除去後のケア

歯石除去後、せっかくキレイになったお口の状態を長く保つためには、適切なケアが欠かせません。歯石除去後のケアを怠ると、再び歯石が形成されやすくなってしまいます。しっかりとケアを行い、健康な歯と歯茎を維持しましょう。

正しい歯磨き方法

歯石除去後も、毎日の歯磨きは非常に重要です。歯石の元となる歯垢を丁寧に除去することで、再石灰化を防ぎ、歯石の再沈着を抑制できます。歯ブラシは、自分の歯や歯茎に合ったものを選び、適切なブラッシング方法で歯の表面だけでなく、歯間や歯茎との境目まで丁寧に磨きましょう。

歯磨き粉の選び方

  • フッ素配合のもの
  • 研磨剤の含有量が少ないもの
  • 発泡剤が少ないもの

ブラッシング方法

  • バス法:歯ブラシを歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、小刻みに動かします。
  • スクラビング法:歯ブラシを歯面に垂直に当て、細かく動かします。

歯間ケア

歯ブラシだけでは歯と歯の間の歯垢を完全に取り除くことは難しいです。歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯間を丁寧に清掃しましょう。歯間ブラシは、歯間の幅に合ったサイズを選び、無理に挿入しないように注意してください。デンタルフロスは、歯と歯の間に優しく滑り込ませ、歯の側面をこするようにして歯垢を取り除きます。

種類 特徴 メリット デメリット
歯間ブラシ ブラシ状で歯間の汚れをかき出す 歯垢除去効果が高い 歯茎を傷つける可能性がある
デンタルフロス 糸状で歯間の汚れを絡め取る 狭い歯間にも使える 慣れるまで扱いが難しい

洗口液・液体歯磨き

歯磨き後の仕上げとして、洗口液や液体歯磨きを使用することで、お口の中をさらに清潔に保つことができます。殺菌効果のある洗口液は、虫歯や歯周病の予防にも役立ちます。液体歯磨きは、歯磨き粉と同様にフッ素が配合されているものが多く、歯のエナメル質を強化する効果があります。

定期的な歯科検診

歯石除去後も、3ヶ月に一度は歯科検診を受け、専門家によるクリーニングやチェックを受けることが大切です。歯石の再付着の確認や、歯周病の早期発見・治療につながります。また、歯科医師や歯科衛生士から、自宅でのケア方法についてのアドバイスを受けることもできます。

これらのケアを継続的に行うことで、歯石の再付着を防ぎ、健康な歯と歯茎を維持することができます。歯石除去後のケアをしっかりと行い、美しい口元を保ちましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?意外な内容もありましたか?

歯石は、歯垢が石灰化したもので、歯磨きだけでは完全に除去できません。

歯石を除去するには、歯医者さんでの専門的なクリーニングが最も効果的です。

歯石の量や状態によっては、1回の施術で除去できない場合もあります。

そのため、定期的な歯科検診と専門家によるクリーニングを受けることが重要です。

自宅で歯石除去を試みる方もいますが、歯茎を傷つけたり、エナメル質を削ってしまうリスクがあります。

市販の歯石除去グッズの中には、使い方を誤ると歯や歯茎にダメージを与える可能性のあるものもあります。

特に、スケーラーのような鋭利な器具は、専門家以外が使用するのはとても危険です。安全に歯石を除去するためには、歯科医院で適切な処置を受けるようにしましょう。

毎日の歯磨き、歯間ブラシやデンタルフロスを使ったケアに加えて、定期健診を組み合わせることで、歯石の発生を防ぎ、健康な歯を維持することができます。歯石が気になる場合は、自己流の除去方法を試さず、スタッフに相談してください。

八幡 裕子

八幡歯科医院

監修:医療法人八幡歯科医院 理事長 八幡裕子
特徴:むし歯治療・歯周病治療・口腔外科・矯正(マウスピース矯正、ワイヤー矯正)・小児矯正・インプラント・審美歯科・予防歯科・ホワイトニング・義歯(入れ歯)・周術期口腔ケア・訪問診療まで対応した総合歯科
住所:徳島県阿南市羽ノ浦町宮倉日開元19-18
※阿南市、小松島市、徳島市、勝浦町、那賀町、美波町、海陽町などから多くの患者様が診察・診療に通われております。

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