矯正治療
矯正治療とは、歯に少しずつ力を加えて、歯列や噛み合わせを理想的なポジションに近づける治療で、健康的でキレイな口元をつくる治療です。
八幡歯科医院では、大人の矯正治療もお子様の矯正治療もそれぞれ適切な方法で行ってまいります。
日本では矯正治療と聞くと、見た目を良くするというイメージが強いと思います。本当は、矯正=審美的な治療というだけではありません。それは、理想的な歯列は虫歯や歯周病のリスクを下げて、永く健康的なお口を維持できるからです。
特にお子様における矯正治療は、理想的な歯列に近づけることで将来的な口腔内トラブルの予防の意味が一番強いですし、発育途中の場合は顎の発達や噛み合わせによる姿勢の改善やカラダ全体の成長促進にもつながるのです。
勉強やスポーツにおいて姿勢の良し悪しで集中力やパフォーマンスが変わってくることが各種研究結果で明らかになっていますが、元を辿るとお口の状態に深く関わってくるのです。
高齢者も同様であり、認知症リスクが残存歯の数や噛み合わせによる咀嚼力の強弱にとても関連しています。ヒトにとって「食べる」ということが大変重要なことである以上、歯列を改善することはカラダ全体の不調リスクを軽減する手段ともいえるのです。

お子様の矯正治療
矯正治療を考えているお子様の親御さんの中には、一期治療はせずに二期治療のみで済ませたいというお気持ちになる方が多くいらっしゃいます。
ですが、二期治療から始める場合に歯列を整えるためのスペースを確保するために本来健康であったはずの大切な歯を抜かなければならない確率は約65%と言われております。一期治療を早期に始めて継続しておくことで、健康な歯を抜かなければならないリスクを下げることができます。
さらに、一期治療の有無によって、あごの発育や顔面の筋肉の付き方や姿勢までも変化します。
ブラケットや顎自体の拡大を補助する装置など、お口の状態に合わせて選択してまいります。お子様の場合、年齢や日々の生活習慣によって治る範囲が変わってきますので、事前に綿密な治療計画を立てて行います。
こんな様子が見られれば、一度ご相談ください。
- 歯列に凹凸が見られる
- 前歯だけが前に出ている
- 普段から口が空いていて、猫背気味な姿勢でいることが多い
- 奥歯が噛んでいる状態なのに上下の前歯同士は触れずに噛み合わさっていない
- 下あごが前に出て、受け口である
- 口が乾き気味でよく虫歯になる
- 寝ている時に口を開けていることが多い
上記のような様子が見られる場合には、一度当院スタッフへご相談いただきたいと思います。
大人の矯正治療
大人になっても歯列矯正は可能です。
矯正治療をうける多くの方は、具体的にご自身の治したい部位が明確です。例えば、前歯の1本だけが出ていることや、歯と歯のすき間が気になるなどがあり、コンプレックス改善が目的の場合が多いです。
成長の止まった大人であれば矯正できる範囲は狭まりますが、ブラケットやマウスピースを用いて徐々に動かして治療をします。時にはスペースを確保する目的から抜歯をして動かす方法もあります。詳しくはスタッフにお声かけください。
ご要望もお口の状態も患者様それぞれに変わりますので、ご相談時には大まかな治療の判断を無料でさせて頂きます。その後、矯正治療を少しでもお考えであれば歯科医師による有料での精密検査・診断をお勧めしております。
